「ちゃんとキーワードを入れてるのに、なんで上位表示されないの?」
「上位表示されてるのに、なんでアクセス数が増えないんだろう?」
「SNSで全く記事が拡散されない・・・タイトルが悪いのかな?」
あなたはこのように感じていませんか?
あなたがお気付きのように、ブログ記事のタイトルはとても大切です。
なぜなら、ブログ記事のタイトルの決め方次第で
- SEOに有利になる
- SNSで拡散されやすい
という効果があるからです。
「でも、私にはタイトルをつけるセンス全然ないしな・・・」
このように思うかもしれませんね。
しかし、問題ありません。
実は「読まれるブログ記事」には決まった特徴があります。
この特徴をあなたが理解し、ブログ記事をのタイトルを決めるときに応用してもらえれば、自然と読まれる記事のタイトルになるのです。
今回、この記事ではあなたが
「読まれるブログ記事のタイトル」
をつけることができるように、ブログ記事のタイトル設定に必要不可欠な10個のポイントをお伝えします。
ぜひ最後までご覧ください。
ブログ記事のタイトルにこだわるメリット
記事タイトルのつけ方をお伝えする前に、まずはブログ記事のタイトルにこだわるメリットを知っておきましょう。
よい記事タイトルをつけることで、どのようなメリットがあるのか?
もちろん、ブログへのアクセスが増えるのですが、よい記事タイトルには、もっと多くのメリットがあります。
この章では、ブログ記事のタイトルにこだわるメリットをお伝えします。
SEO対策に必要不可欠
まず、ひとつ目が「SEO対策になる」ということです。
以下の図をご覧ください。
この記事をソースで確認した時の、タイトル部分になります。
「< title>ブログ記事タイトル</ title>」となっています。
一般的に、インターネット上を巡回している、検索エンジンのロボットは、「<title></title>」の中にある文字列から、記事の中身を判別しています。
つまり、検索ユーザーが打ち込んだ検索キーワードと関係がないタイトルが設定されていれば、検索結果で表示されることはありません。
また、検索キーワードに関連していれば、検索結果で上位表示される可能性は高まります。
検索エンジンにあなたのブログ記事がランキングされるまでの仕組みを解説した記事を紹介しておきます。ぜひご覧ください。
検索エンジンの順位決定の仕組みを図解でわかりやすくまとめました
※WordPressでは、投稿ページのタイトルに設定したテキストが自動的に「<title></title>」に設定されるようになっています。
検索結果やSNSにおけるクリック率の向上
次にお伝えするメリットが「クリック率の向上」です。
※One Click Curve to Rule them allによると、検索順位別のクリック率の目安は以下のようになっています。
2014年のデータなので、現在は多少違いはあるかもしれませんが、あなたのブログ記事のタイトルがこのクリック率よりも低ければ、タイトルを改善した方がよいかもしれません。
検索順位 | クリック率 |
1位 | 19.05% |
2位 | 15.09% |
3位 | 11.45% |
4位 | 8.68% |
5位 | 7.21% |
6位 | 5.85% |
7位 | 4.63% |
8位 | 3.93% |
9位 | 3.35% |
10位 | 2.82% |
僕の別ブログの記事を参考にデータを見ていきましょう。
以下の検索結果をご覧ください。
「セラピスト 集客」というキーワードで1位になっています。
この記事は、表示回数1773回にも関わらず、58回しかクリックされていません。
クリック率はわずか3.72%です。
このクリック率はかなり悪い方です。
一方で、同じ1位の記事を見てみましょう。
「ブログ 最初の記事」というキーワードで1位の記事です。
この記事は、表示された回数は678回ですが、クリック数は256回もあり、クリック率は37.76%あります。
表示回数こそ少ないですが、結果的に「セラピスト 集客」の記事よりもたくさん見られています。
この節でお伝えしたクリック率のデータからすると、
- 「セラピスト 集客」の記事→改善した方がいい
- 「ブログ 最初の記事」の記事→十分な結果が得られている
ということになります。
ご覧の通り、タイトル次第でクリック率は大きく変わります。
これは検索エンジンだけではなく、SNSでも同様です。
SNSでも記事のタイトルがクリックしたくなる内容になっているかで、拡散のされやすさが違います。
SEOに効果的なタイトルの2つのポイント
ブログのタイトルのつけ方には大きく分けるとふたつの種類があります。
- SEOに有利なタイトル設定
- クリックしたくなるタイトル設定
のふたつです。
まず、この章では、あなたのブログ記事が検索結果で上位表示されるための「SEOに有利なタイトルのつけ方」をお伝えします。
SEOキーワードを含める
SEOに有利な記事タイトルのつけ方ひとつ目のポイントは、「SEOキーワードを含める」ということです。
SEOキーワードとは、あなたの見込み客が検索エンジンに打ち込むキーワードのことです。
もしも、あなたの見込み客が「コーヒー 淹れ方」と検索するのであれば、例えばタイトルは
『コーヒーの上手な淹れ方』
などになります。
SEOキーワードをタイトルに含めておくことで、検索エンジンのロボットも、検索ユーザーも記事の中身を理解することができます。
キーワードを決める際、見込み客にとってニーズのないキーワードを選定してしまうと、アクセスは増えません。
もしも、あなたがSEOキーワードについてあまり詳しくな場合は、以下の記事を参考してみてください。
SEOキーワードの分類や、どのようなキーワードを選定した方がいいのかがわかります。
まだブログ記事を書かないで!SEOキーワードには3種類あるって知ってる?
タイトルと記事内容が一致している
SEOに有利なタイトルの決め方、ふたつ目のポイントは「記事の中身が連想できる」ということです。
例えば、「ブログ 始め方」というキーワードで検索した方は、
『初心者のためのブログの始め方』
という内容の記事が知りたいはずです。
では、あなたはどうすべきか?
ストレートに『初心者のためのブログの始め方』というタイトルをつければいいのです。
例えば、同じ内容でもタイトルが『ブログの始め方に関して、3人で議論した結果・・・。』だと、中身と違うイメージが湧きます。
検索ユーザーが欲しがっている情報が記事中に書いてあったとしても、クリックされることはないでしょう。
つまり、検索ユーザーが欲しがっている情報に対して、「ドンピシャな答えを提供している記事だとわかるタイトル」にすべきなのです。
クリックされやすいタイトルの8つのポイント
前章では、「SEOに効果的な記事タイトルのつけ方」をお伝えしました。
この章では、検索結果で上位表示された時や SNSで「クリックされやすい記事タイトルのつけ方」をお伝えします。
SEOに有利なタイトル設定を理解した方が、もうワンステップレベルの高いタイトルをつけるためのテクニックになります。
検索者の感情を把握して共感ポイントを作る
ひとつ目は、「検索者の感情を把握して、共感ポイントを作る」ということです。
これはどのようなタイトルのことを言うのかというと、検索ユーザーが
「あ〜、それそれ!ちょうどそれ思ってたんだよ!」
と思わず口にしてしまうようなタイトルになります。
例えば、WordPressでブログ記事を書いていて、改行しようとしたら、なぜかスペースが空いてしまう・・なんてことはありませんか?
この部分が気になる方に書いたのが以下の記事になります。
あぁもう!!WordPressで改行すると一行あいてしまうのはなぜ?その解決方法とは?
このタイトルは、「WordPressで改行するときになぜかできてしまうスペースにイライラする心情」を表しています。
このような、共感ポイントを作り出すとクリック率を上げることができます。
わかりやすい表現を使う
次に「わかりやすい言葉を使う」ということです。
わかりやすい言葉とは、単純にひらがなに言い換えるということではありません。
例えば、以下の記事では、「ファビコン」を設定する内容を扱っています。
タブに表示されるアイコン(ファビコン)の設定方法!好きな画像を挿入しよう!
以下の図の赤枠の部分がファビコンです。
もちろん、正式名称を使うのが一般的なのですが、そもそも画像のことを「ファビコン」という名前だと知っている人はあまりいません。
そこで、この画像のことを「タブに表示される画像」という表現に言い換えました。
「ファビコン」ではわからなかったのが、「タブに表示される画像」と言い換えることで、中身がわかりやすくなります。
数字で具体性を追加する
三つめの方法が、「数字を追加する」ということです。
数字には物事を具体化してくれる作用があります。
例えば、
- 『初心者のためのコーヒーの淹れ方』
- 『初心者のためのコーヒーの淹れ方3ステップ』
他にも、
- 『受講生が成果を実感した経営講座』
- 『受講生の83.7%が成果を実感した経営講座』
数字を追加するだけで、具体的になり、信用性が高まります。
僕のブログ内では
『まだブログ記事を書かないで!SEOキーワードには3種類あるって知ってる?』
といった記事が数字を追加した例になります。
簡便性を追加する
簡便性を追加するのも、大事な要素です。
簡便性とは、
- 言っていることが簡単そうに聞こえるか?
- 「私にもできそうだ!」と感じてもらえるか?
ということです。
簡便性を追加するための具体的なキーワードとして、
- たった〜だけで
- 時間がなくても〜できる
- わずか〜秒で
などが挙げられます。
僕のブログ記事の例としては
『SEOとは?Googleの立場になって考えてみた結果とてもシンプルだった。』
『これだけやっておけば大丈夫!WordPressとFacebookを連携させる方法』
などが例として挙げられます。
権威性や社会的証明を追加する
この要素もとても重要な要素です。
権威性とは
- あの有名な〇〇さんが言ってるんなら間違いない!
- 著名人の推薦とあらば読まないわけにはいかない!
- あの有名な人の情報なら読んでみよう!
という要素です。
例としては
- 『トヨタも採用する〇〇方式とは?』
- 『マツコデラックスさんも舌鼓!赤坂の隠れ家レストランとは?』
になります。
社会的証明とは、
- みんなやっているから私もやりたい(知りたい)!
- 私だけ仲間はずれは嫌だ!
と、ついつい思ってしまうようなタイトルです。
- 『え!?まだ初めてないの?30代女性のための婚活塾』
- 『96%の女性が実感したゆるふわ〇〇とは?』
などが事例として挙げられます。
適度な煽りを追加する
適度な煽りも、ときに大切です。
もちろん、
- これを買わないとヒドい目に遭います
- 最悪な結果にならないために・・・。
のようなタイトルでは逆効果です。
タイトルを見た方が、胡散臭さを感じない程度の煽りを加えてみてください。
僕のブログの事例としては
『知らないとマズい!ホワイトハットSEOとブラックハットSEOとは?』
が挙げられます。
前半パートでフック後半パートで本題
僕のブログ記事のタイトルでは、この手法がよく使われています。
前半部分に「え!?なになに?」と思ってしまうようなキーワードを入れ、後半部分には本題をお伝えするという手法です。
例えば、
『放ったらかしてない?WordPressを最新版に更新してメンテナンスする方法』
- 前半(フック):放ったらかしてない?
- 後半(本題):WordPressを最新版に更新してメンテナンスする方法
と分けています。
この手法で作られたタイトルは、比較的バズが起きやすい(ネット上で拡散されやすい)タイトルです。
はてなブックマークやSNSなどで多くシェアされている記事を見ると、前半後半に分かれています。
30文字程度にまとまっている
最後のポイントです。
30文字以内に収めるということです。
なぜ30文字以内なのかというと、Googleでの検索結果(PC)では、30文字程度しかタイトルが表示されないからです。
あまりにも文字数が多いと(32〜33文字以上だと)それ以降は表示されません。
あなたのブログ記事が検索結果で表示されたときに、何文字目までが表示されるかは正直わかりません。
ただし、30〜33文字だということは間違いないので、タイトルを全て見て欲しい場合は30文字程度でタイトルをまとめておくと無難でしょう。
この章で、あなたが検索結果で上位表示されやすく、クリックされやすいタイトルのつけ方をお伝えしました。
以上の10個のポイントを参考にタイトルをつけてみてください。
次の章では、記事タイトルをつける際に多くの方が気になっている質問についてお答えします。
ブログ記事のタイトル設定でよくある質問
ブログ記事のタイトルを決めるときに、いくつか共通の悩みがあるようです。
僕が今までにブログのサポートをさせてもらった方から頂いた質問を元に、この章ではタイトルの疑問を解決します。
キーワードは左側に寄せた方がいいのか
ひとつ目の疑問は、「キーワードを含める位置」です。
例えば、対策するキーワードが「メガネ 洗い方」の場合、検索ユーザーの欲しい情報は「メガネの洗い方」です。
タイトルとして想定されるのは、
- 『自宅でできる!メガネの洗い方3ステップ』
- 『メガネの洗い方をお伝えします』
のふたつが挙げられます。
この場合、一見キーワードが左側にある、『メガネの洗い方をお伝えします』の方がSEOに有利な気がしますよね。
しかし、僕が今まで書いてきた記事の中で、キーワードが左になくても1位になった記事は多数あります。
実際に、この議題は2010年にもあがっていて、「都市伝説だった」という結論に至っています。
参考:海外SEO情報ブログ
ただし、「検索ユーザーに対する利便性」を考えたときに、キーワードが左側にある方が、早い段階で自分に関係ある記事かどうかがわかるので親切です。
キーワードは含まれていた方がいいのか
次に、キーワードは必ず含まれていた方がいいのかという疑問です。
率直に言いますと、「必ずしも入れる必要はありません。」
なぜなら、検索キーワードが含まれていなくても、検索結果で上位表示されている記事は無数にあるからです。
何よりも大事なことは検索ユーザーが求めている情報を提供するということです。
関連したキーワードさえ使っていれば、必ずしもキーワードが含まれていなくても上位表示は可能です。
32文字以内に収まらない場合はどうしたらいいか?
32文字以内にタイトルが収まらない場合は、どうしたらいいかという質問もよく受けます。
もし、あなたの記事タイトルが32文字以内に収まらない場合は、収まるように工夫してください。
最大限の工夫をして、入らなければそれでも構いません。
ただし、少なくとも32文字以内に「キーワード」を含んでおくことで、検索ユーザーは記事の中身を連想しやすいです。
検索ユーザーの利便性を高めるにはどうしたらいいか?を軸に考えてみるとよいでしょう。
まとめ
今回は、
- SEOに有利な設定方法
- クリックを促す設定方法
に分けてブログ記事のタイトルのつけ方を10個お伝えしました。
もちろん、この10個の手法以外にもクリックを促す手法はありますので、これが全てというわけではありません。
ただ、この記事で紹介している手法を積極的に取り入れることで、あなたのブログ記事は多くの方に読まれるようになります。
ブログ記事のタイトルに悩んだ時は、ぜひ参考にしてください。
タイトルの設定方法がわかったら、次は記事の本文です。見出しタグについて理解を深めておくことで、検索ユーザーからも検索エンジンからも高評価を受ける記事を作成することができます。以下の記事では、ブログ記事における見出しタグの設定方法をお伝えしています。ぜひご覧ください。