まだブログ記事を書かないで!SEOキーワードには3種類あるって知ってる?

これからSEO対策を行うあなたにとって「どのキーワードで対策していくか?」という問題は、とても重要になります。

なぜなら、対策するキーワードによって

  • 上位表示しやすいか
  • アクセスが集まりやすいか
  • 見込み客を顧客化できるか

などの重要な指標が決まるからです。

今回、この記事ではあなたがこれから対策していくべき、「SEOキーワード」について解説します。

特にキーワードによって「持っている意味合い」や「集める顧客像」が違うことを知っておいて欲しいと思います。

SEOキーワードとは何か?

冒頭で、「SEOキーワード」という言葉を出しましたが、漠然としか言葉の意味を理解できていない方もいるはずです。

この章では、「SEOキーワード」の言葉の正確な意味、
また、「SEOキーワード」からあなたは何を知ることができるのかをお伝えします。

SEOキーワードの概念

SEOキーワード
これからあなたが対策していくキーワードのことです。

例えば、あなたが自社のアパレル通販サイトの集客をしたいとしましょう。

積極的に販売したい商品は「メンズ用のニット製品」だとします。

この時、

「メンズ ニット」

のようなキーワードで上位表示をすることができれば、売り上げに大きく貢献してくれるイメージができますよね。

この「メンズ ニット」というキーワードが「SEOキーワード」になります。

もちろん、これはGoogleに限ったことではなく、Yahoo!やYouTubeなどの検索エンジンに打ち込まれるキーワードも「SEOキーワード」と言えます。

市場の規模とニーズ知ることができる

「『SEOキーワード』の概念はわかったけど、具体的に『SEOキーワード』から何がわかるの?」

このように思うかもしれません。

その前に、知っておいて欲しいツールがあります。

キーワードプランナーというツールです。

キーワードプランナー

クリックすると、以下のページに飛びます。

キーワードプランナー

「AdWordsにログイン」というボタンを押して、Googleアカウントでログインしましょう。

Google AdWordsにログインしたことのある方なら、スムーズに入ることができます。

初めての方は少々設定が大変だと思いますが、AdWordsアカウントを取得して、ログインしてみてください。

キーワードプランナーを使っている

上図のように、キーワードによって

  • 月間でどれくらいの検索回数なのか
  • 競合の多さ
  • 広告を出稿する際のワンクリックの単価
  • 関連するキーワード

を知ることができます。

ここからわかることは、「メンズ ニット」というキーワードが月間で「1000〜1万」ほど検索されているということです。

細かい数字はわかりませんが、これからあなたが対策していくキーワードのニーズを把握することができます。

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SEOキーワードの3つの種類を把握しよう

キーワードプランナーを確認して、キーワードを決めれば、あとは記事を書くだけ・・・というわけではありません。

実は「SEOキーワード」には

  1. 行動キーワード
  2. 情報収集キーワード
  3. 指名キーワード

と、3つの種類があります。

それぞれの役割を理解せずに、記事を書いても

  • 競合が多すぎて上位表示を達成できない
  • 思っていたのと違う人がサイトに訪れている

という状況が引き起こります。

この章では、「SEOキーワード」の分類と、検索する人の特徴についてお伝えします。

行動キーワード

このキーワードは名前の通り、これから「行動」する人が検索するキーワードです。

例えば、

  • 画像素材をダウンロードしたい
  • 『もののけ姫』をDVDで見たい
  • 美味しいイタリアンが食べたい

といった「〜したい」という意味を持つのが行動キーワードになります。

検索キーワードしたいこと求めているページ
画像素材 ダウンロード無料の画像素材をダウンロードしたい画像素材のまとめサイトやポータルサイト
もののけ姫 中古中古の『もののけ姫』のDVDを買いたい中古品のDVD販売サイト
福岡市 イタリアン福岡市内でイタリアンを食べたい福岡市のイタリアンのお店の情報が載っているまとめページ

このキーワードで検索する方の特徴として、

すでにアクションが決まっているのでサイト内でコンバージョンしやすいです。

コンバージョン
「成約」のこと。
サイト内で訪問者に起こして欲しい行動(資料請求、予約、来店、メルマガ登録)が達成された時に「コンバージョンした」と言います。

情報収集キーワード

次に、情報収集キーワードです。

このキーワードで検索する方は「情報」を求めています。

  • WordPress 始め方
  • LINE 乗っ取り対策
  • ハンバーグ 作り方

などが当たります。

検索キーワード欲しい情報求めているページ
WordPress 始め方WordPressの始め方WordPressを開設するマニュアルページ
LINE 乗っ取り対策LINEの乗っ取りの対策の仕方乗っ取り対策の方法が載っているページ
ハンバーグ 作り方ハンバーグの作り方ハンバーグのレシピサイト

このキーワードで検索する方の特徴は、ただ情報を求めているだけなので、コンバージョンはしにくいという点です。

WordPressブログでこれからアクセスを集めたいという方には、この「情報収集キーワード」で対策していくことをオススメします。

指名キーワード

最後に「指名キーワード」です。

指名キーワードとは、すでに「この特定のページに行きたい」と決まっている方が検索するキーワードになります。

  • Facebookを開きたい
  • Yahoo!ニュースを見たい
  • 0から始めるWordPressマーケティング

などが当たります。

関連記事

検索キーワード求めているページ
FacebookFacebook公式ページ
Yahoo!ニュースYahoo!ニュース
0から始めるWordPressマーケティング0から始めるWordPressマーケティング

このキーワードで検索する方の特徴は、「すでに目的のページが決まっているため、他のページに用はない」ということです。

つまり、仮にあなたのサイトが「Facebook」というキーワードで上位表示されたところで、クリックされることはほとんどないということです。

それぞれのキーワードに適したコンテンツとは?

前章でお伝えした

  • 行動キーワード
  • 情報収集キーワード
  • 指名キーワード

の3つですが、それぞれのキーワードには特徴があり、検索者の求めている情報も違います。

例えば、指名キーワードでどれだけブログ記事を作り続けても、なかなか上位表示できません。

以下の表では、それぞれのキーワードをどんなページで対策するべきなのかを表しています。

キーワード分類検索ユーザーの特徴競合の多さ対策するページ
行動キーワードコンバージョンしやすい多いランディングページ
情報収集キーワード情報に興味がある普通ブログ記事
指名キーワード目的のページが決まっている少ないサイトタイトル

これからあなたがブログ記事を活用して、SEO対策をしていくなら、

  • 情報に興味がある
  • 競合の数はそこまで多くない

「情報収集キーワード」を使っていくのをオススメします。

また、セミナーやメルマガ登録、お問い合わせをいただくためのランディングページ(セールスページ)には、コンバージョンしやすい「行動キーワード」を設定することをオススメします。

将来的にあなたのサイトの認知が高まり、サイトタイトルで検索する人が増えるでしょう。

その時は、他サイトと区別のつくサイトタイトルに設定しておくことで、「指名キーワード」で検索されやすくなります。

この表を参考に、コンテンツ作りに励んでみてください。

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まとめ

今回は「SEOキーワード」の3つの種類とその特徴をお伝えしました。

  • 行動キーワード
  • 情報収集キーワード
  • 指名キーワード

と、それぞれ検索ユーザーの目的や意図が違うため、以下のように使い分けが必要です。

  • ランディングページに適しているキーワード
  • ブログ記事に適しているキーワード
  • サイトタイトルに適しているキーワード

ぜひあなたも、ブログ記事のキーワードを決める時には

「使おうとしているキーワードはブログ記事に適しているか?」

を考えてみてください。

以下の記事では、実際にあなたのサイト内のコンテンツのどこにどんなキーワードを配置すべきか?キーワードの選定方法を解説しています。ぜひご覧ください。

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