これからSEO対策を行うあなたにとって「どのキーワードで対策していくか?」という問題は、とても重要になります。
なぜなら、対策するキーワードによって
- 上位表示しやすいか
- アクセスが集まりやすいか
- 見込み客を顧客化できるか
などの重要な指標が決まるからです。
今回、この記事ではあなたがこれから対策していくべき、「SEOキーワード」について解説します。
特にキーワードによって「持っている意味合い」や「集める顧客像」が違うことを知っておいて欲しいと思います。
目次
SEOキーワードとは何か?
冒頭で、「SEOキーワード」という言葉を出しましたが、漠然としか言葉の意味を理解できていない方もいるはずです。
この章では、「SEOキーワード」の言葉の正確な意味、
また、「SEOキーワード」からあなたは何を知ることができるのかをお伝えします。
SEOキーワードの概念
- SEOキーワード
- これからあなたが対策していくキーワードのことです。
例えば、あなたが自社のアパレル通販サイトの集客をしたいとしましょう。
積極的に販売したい商品は「メンズ用のニット製品」だとします。
この時、
「メンズ ニット」
のようなキーワードで上位表示をすることができれば、売り上げに大きく貢献してくれるイメージができますよね。
この「メンズ ニット」というキーワードが「SEOキーワード」になります。
もちろん、これはGoogleに限ったことではなく、Yahoo!やYouTubeなどの検索エンジンに打ち込まれるキーワードも「SEOキーワード」と言えます。
市場の規模とニーズ知ることができる
「『SEOキーワード』の概念はわかったけど、具体的に『SEOキーワード』から何がわかるの?」
このように思うかもしれません。
その前に、知っておいて欲しいツールがあります。
キーワードプランナーというツールです。
クリックすると、以下のページに飛びます。
「AdWordsにログイン」というボタンを押して、Googleアカウントでログインしましょう。
Google AdWordsにログインしたことのある方なら、スムーズに入ることができます。
初めての方は少々設定が大変だと思いますが、AdWordsアカウントを取得して、ログインしてみてください。
上図のように、キーワードによって
- 月間でどれくらいの検索回数なのか
- 競合の多さ
- 広告を出稿する際のワンクリックの単価
- 関連するキーワード
を知ることができます。
ここからわかることは、「メンズ ニット」というキーワードが月間で「1000〜1万」ほど検索されているということです。
細かい数字はわかりませんが、これからあなたが対策していくキーワードのニーズを把握することができます。
SEOキーワードの3つの種類を把握しよう
キーワードプランナーを確認して、キーワードを決めれば、あとは記事を書くだけ・・・というわけではありません。
実は「SEOキーワード」には
- 行動キーワード
- 情報収集キーワード
- 指名キーワード
と、3つの種類があります。
それぞれの役割を理解せずに、記事を書いても
- 競合が多すぎて上位表示を達成できない
- 思っていたのと違う人がサイトに訪れている
という状況が引き起こります。
この章では、「SEOキーワード」の分類と、検索する人の特徴についてお伝えします。
行動キーワード
このキーワードは名前の通り、これから「行動」する人が検索するキーワードです。
例えば、
- 画像素材をダウンロードしたい
- 『もののけ姫』をDVDで見たい
- 美味しいイタリアンが食べたい
といった「〜したい」という意味を持つのが行動キーワードになります。
検索キーワード | したいこと | 求めているページ |
画像素材 ダウンロード | 無料の画像素材をダウンロードしたい | 画像素材のまとめサイトやポータルサイト |
もののけ姫 中古 | 中古の『もののけ姫』のDVDを買いたい | 中古品のDVD販売サイト |
福岡市 イタリアン | 福岡市内でイタリアンを食べたい | 福岡市のイタリアンのお店の情報が載っているまとめページ |
このキーワードで検索する方の特徴として、
すでにアクションが決まっているのでサイト内でコンバージョンしやすいです。
- コンバージョン
- 「成約」のこと。
サイト内で訪問者に起こして欲しい行動(資料請求、予約、来店、メルマガ登録)が達成された時に「コンバージョンした」と言います。
情報収集キーワード
次に、情報収集キーワードです。
このキーワードで検索する方は「情報」を求めています。
- WordPress 始め方
- LINE 乗っ取り対策
- ハンバーグ 作り方
などが当たります。
検索キーワード | 欲しい情報 | 求めているページ |
WordPress 始め方 | WordPressの始め方 | WordPressを開設するマニュアルページ |
LINE 乗っ取り対策 | LINEの乗っ取りの対策の仕方 | 乗っ取り対策の方法が載っているページ |
ハンバーグ 作り方 | ハンバーグの作り方 | ハンバーグのレシピサイト |
このキーワードで検索する方の特徴は、ただ情報を求めているだけなので、コンバージョンはしにくいという点です。
WordPressブログでこれからアクセスを集めたいという方には、この「情報収集キーワード」で対策していくことをオススメします。
指名キーワード
最後に「指名キーワード」です。
指名キーワードとは、すでに「この特定のページに行きたい」と決まっている方が検索するキーワードになります。
- Facebookを開きたい
- Yahoo!ニュースを見たい
- 0から始めるWordPressマーケティング
などが当たります。
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検索キーワード | 求めているページ |
Facebook公式ページ | |
Yahoo!ニュース | Yahoo!ニュース |
0から始めるWordPressマーケティング | 0から始めるWordPressマーケティング |
このキーワードで検索する方の特徴は、「すでに目的のページが決まっているため、他のページに用はない」ということです。
つまり、仮にあなたのサイトが「Facebook」というキーワードで上位表示されたところで、クリックされることはほとんどないということです。
それぞれのキーワードに適したコンテンツとは?
前章でお伝えした
- 行動キーワード
- 情報収集キーワード
- 指名キーワード
の3つですが、それぞれのキーワードには特徴があり、検索者の求めている情報も違います。
例えば、指名キーワードでどれだけブログ記事を作り続けても、なかなか上位表示できません。
以下の表では、それぞれのキーワードをどんなページで対策するべきなのかを表しています。
キーワード分類 | 検索ユーザーの特徴 | 競合の多さ | 対策するページ |
行動キーワード | コンバージョンしやすい | 多い | ランディングページ |
情報収集キーワード | 情報に興味がある | 普通 | ブログ記事 |
指名キーワード | 目的のページが決まっている | 少ない | サイトタイトル |
これからあなたがブログ記事を活用して、SEO対策をしていくなら、
- 情報に興味がある
- 競合の数はそこまで多くない
「情報収集キーワード」を使っていくのをオススメします。
また、セミナーやメルマガ登録、お問い合わせをいただくためのランディングページ(セールスページ)には、コンバージョンしやすい「行動キーワード」を設定することをオススメします。
将来的にあなたのサイトの認知が高まり、サイトタイトルで検索する人が増えるでしょう。
その時は、他サイトと区別のつくサイトタイトルに設定しておくことで、「指名キーワード」で検索されやすくなります。
この表を参考に、コンテンツ作りに励んでみてください。
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まとめ
今回は「SEOキーワード」の3つの種類とその特徴をお伝えしました。
- 行動キーワード
- 情報収集キーワード
- 指名キーワード
と、それぞれ検索ユーザーの目的や意図が違うため、以下のように使い分けが必要です。
- ランディングページに適しているキーワード
- ブログ記事に適しているキーワード
- サイトタイトルに適しているキーワード
ぜひあなたも、ブログ記事のキーワードを決める時には
「使おうとしているキーワードはブログ記事に適しているか?」
を考えてみてください。
以下の記事では、実際にあなたのサイト内のコンテンツのどこにどんなキーワードを配置すべきか?キーワードの選定方法を解説しています。ぜひご覧ください。