WordPressを始めると、見出しタグというものがあります。
- 見出しは多い方がいい
- 見出しにキーワードを詰め込まないといけない
ブログやSEOを少し勉強し始めると、このように固定観念にとらわれる方も多いです。
事実、僕がWordPressやSEOに関して相談を受けるときに、このような質問は頻繁にあります。
実際には、上記のふたつも大事ですが、必ずしもそうでなければならないというルールはありません。
ただし、SEO効果を考えたときに、正しく見出しを設定しておくことは、プラスに作用します。
この記事では、ブログ記事内の見出しを設定する際に、あなたに意識してほしいことや注意点をお伝えしていきます。
ぜひ、最後までご覧ください!
目次
見出しタグとは何か
見出しタグとは、このブログ記事内でお伝えするならば、以下の部分になります。
WordPressブログでは、この見出しタグを記事エディタで設定することができます。
見出しは1から6まであり、テキストに対して見出しタグを設定することができます。
設定後は以下のようになります。
それぞれhタグで囲まれているのがお分かりだと思います。
見出しとは、単に太文字などで目立つようにするのではなく、正しくhタグで囲むことなのです。
見出しタグを設定する詳しい解説は以下の記事を参考にしてみてください。
なぜ見出しをつけるのか
そもそも、なぜ見出しをつけた方がいいのでしょうか。
それは、ユーザーの利便性の向上につながるからです。
以下の文章をご覧ください。
見出しがない文章です。
このような文章では、読みはじめるにあたって、心理的な負荷がかかってしまい、読みたくなくなってしまいます。
では以下の文章はどうでしょうか?
見出しがあることによって、文章のトピックがわかりやすいですし、何より、「読もうかな」という気持ちにさせてくれます。
見出しがあることによって、ブログ記事を読みたいと思わせることができる、つまり、サイトの訪問者にとって利便性が高まるということです。
見出しはSEOにも効果がある
また、見出しタグにはSEOの効果もあります。
インターネット上を巡回する検索エンジンのロボット(クローラー)は、ブログ記事のタイトルや見出しの情報を中心に、記事の内部の情報を把握しています。
そのため、正しく見出しを設定しておくことで、検索エンジンから正しく評価を受けることができるのです。
検索エンジンに、あなたのブログ記事がランクインするまでの仕組みを以下の記事でお伝えしています。
見出しタグを設定する際の注意点
見出しタグは、ユーザーの利便性向上だけでなく、正しく設定すればSEOにも効果的です。
つまり、設定の仕方次第では、マイナス効果もあるということです。
この章では、見出しタグを設定する際に重要な3つのポイントについてお伝えします。
①装飾として使わないこと
ひとつ目が、単なる装飾のために見出しを使わないということです。
多くの方が、意味のない部分で見出しタグを乱用しています。
例えば、
- 強調した文章
- 太字にしたい文章
このような部分を見出しタグで表現しています。
見出しタグとは、そもそも、論文や書籍の目次として使われていました。
つまり、装飾ではなく、文章のまとまりがどんな内容なのかを示すためのものです。
もしも、強調や太字などの装飾をしたい場合は、テキストサイズの変更やボールド体を使うようにしましょう。
以下の記事では、ブログ記事内のテキストに対して、装飾を施すプラグインの解説をしています。
②h1タグは文章中に使わないこと
ふたつ目がh1タグの使用方法です。
WordPressでは、「見出し1」として表示されています。
この「見出し1」はひとつのページに1回までという推奨があります。
通常、「見出し1」とはタイトルに設定されているものです。
ブログ記事のソースを見てもらえればわかりますが、タイトルがh1で囲まれています。
なので、ブログ記事の中では、「見出し2〜見出し6」を使うようにしましょう。
③並べる順番を間違えないこと(階層化させること)
見出しタグは、並べ方にも気を配りましょう。
見出しは「見出し2〜見出し6」まで階層化する必要があります。
上記の図のように、
- 見出し2の中に見出し3
- 見出し3の中に見出し4
といった具合で使います。
記事内でいきなり見出し3が使われ、次に見出し2が使われるといったことのないようにしましょう。
ブログの滞在時間を向上させる見出しテクニック
前章では、基本的な見出しの活用方法をお伝えしました。
この章からは、より長い時間、ユーザーにブログを読んでもらうための工夫をお伝えします。
見出しを見るだけで中身が連想できること
ひとつ目の工夫は、「見出しに記載する内容」です。
ここ最近のインターネットユーザーは、記事をじっくり読むという習慣がなくなっています。
逆に、「自分が知りたい情報に早くたどり着きたい」という心理が働いています。
見出しや目次を設定し、その章や節の中身がわかるようにしておくと、ユーザーはいち早く目的の情報にたどり着き、記事をじっくりと見てくれます。
また、流し読みをするユーザーのためにも、見出しを順番に読むだけで、記事の中身が大体わかるようにしておきましょう。
文章化しないこと
見出しのテキストをあまり長くしないことも大切です。
よく見出しタグのテキストが文章化している方がいます。
見出しは具体的かつ簡潔にして、その章や節の中身を連想できるようにしておくことをオススメします。
見出しに関する質問
ブログ記事における見出しタグの質問で、最も多いのが
「見出しタグにキーワードを入れたほうがいいのか?」
というものです。
この考え方は、半分は正解で半分は間違いです。
なぜなら、見出しは検索ユーザーの利便性を高めるために設置しているからです。
もしも、キーワードを入れることによってブログに訪れた人のためになるのであれば、入れたほうがいいです。
しかし、キーワードを無理やり詰め込むことで、見出しと文章に整合性がなくなってしまえば、本末転倒です。
あなたのブログ記事を見ている方にとって、その見出しが最も見やすく使いやすいかを基準に考えてみるとよいでしょう。
まとめ
今回は、ブログ記事内への見出しの設定方法をお伝えしました。
このブログ内では頻繁に「検索ユーザーのため」というキーワードが出てきます。
これは、検索ユーザーのためにブログ記事を作成していくことで、最終的にSEO対策になるからです。
見出しにおいても同じく、テクニックとして見出しを活用するではなく、読みやすい記事をつくるために見出しを使ってもらえると幸いです。