「検索結果で上位表示することができれば、絶対に私のビジネスはうまくいくのに!」
あなたはこのように感じていませんか?
確かに検索結果で上位表示され、多くの人に認知されることは、ビジネス発展の第一歩となります。
しかし、上位表示したキーワードが、あなたのビジネスにとって価値のないものだとしたらどうでしょうか?
少なくとも、上位表示させる労力は無駄になってしまいますよね。
本来、検索結果で上位表示をさせることよりも大切なのは、「何のキーワードで対策をし始めるか」という点です。
ここを間違えてしまうと、SEOのライティングのスキルがあろうと売り上げにはつながりません。
そこで今回この記事では、対策すべきSEOキーワードと選定の際のコツをお伝えします。
ぜひ、最後までご覧になって参考にして頂ければと思います。
目次
ブログ記事だけではなくサイト全体のプランニングが必要
WordPressを使ったビジネス用のブログに力を入れていこうとしている方の多くが、「ブログ記事のキーワード選定の重要性」に気づいています。
なぜなら、検索結果で上位表示されることのメリットを知っているからです。
もちろん、ブログ記事へのキーワード選定は大切です。
しかし、僕から言わせると、それだけでは不十分なのです。
WordPressのブログサイトでは、ブログ記事だけでなく、トップページやカテゴリーページ、ランディングページといった機能の違うページがいくつかあります。
これらのページに対しても適切なキーワード選定をする必要があるからです。
サイト全体のそれぞれのページに対して、誤ったキーワード選定をしてしまうと、長期的な目線で見たときに、サイトの検索流入は伸び悩んでしまいます。
あなたのビジネスを長い目で見たときに、右肩上がりの成長曲線を描かせるためには、サイト全体に対して正しいキーワード選定を行う必要があります。
それでは次の章で、ページごとに対策していくキーワードをお伝えしていきます。
キーワード選定は4つのページに対して別々に行う
WordPressブログのサイト内でキーワード選定しておくページは主に4つです。
その4つとは
- トップページ
- カテゴリーページ
- ブログ記事
- ランディングページ
になります。

この4つのページに対して、それぞれどのようなキーワードを当てていくのかを、この章ではお伝えします。
※SEOキーワードは大きく分けると、3つの種類があります。その3つをしっかりと把握しておくと、この章の内容の理解が深まります。
以下の記事で解説しているので、先に目を通しておいてください。
サイトのトップページのキーワード
まず、1つ目がサイトのトップページです。
サイトのトップページには、「指名キーワード」を当てはめておきましょう。
- 指名キーワード
- 的のページが最初から決まっている検索キーワードのこと
例えば、
- Yahoo!ニュース
- 0から始めるWordPressマーケティング
といった、キーワードのことです。
検索キーワード | 求めているページ |
Facebook公式ページ | |
Yahoo!ニュース | Yahoo!ニュース |
0から始めるWordPressマーケティング | 0から始めるWordPressマーケティング |
仮にライバルサイトがあなたのサイトの「指名キーワード」で対策してきても、ほとんどクリックされることはありません。
なぜなら、検索ユーザーの検索意図は「あなたのサイトを見たい」だからです。
逆に言えば、あなたが「Facebook」のようなキーワードで1位になったとしても、検索ユーザーはあなたのサイトはほとんど見られないということです。
以下の記事ではサイトのタイトルに選定すべき「指名キーワード」の付け方をお伝えしています。
カテゴリーページのキーワード
次にカテゴリーページです。
カテゴリーページでは「検索回数の多い情報収集キーワード」を選定します。
- 情報収集キーワード
- ノウハウを求めている方が検索するキーワードのこと
このようなキーワードの中でも、特に検索される回数をカテゴリーページでは対策していきます。
- Macbook 使い方
- WordPress 設定方法
- メンズ ヘアスタイル
などが当たります。
検索キーワード | 知りたい情報 | 求めているページ |
Macbook 使い方 | Macbookの使い方 | Macbookの使い方を解説しているページ |
WordPress 設定方法 | WordPressの設定方法 | WordPressの設定方法を解説しているページ |
メンズ ヘアスタイル | ヘアスタイルの事例 | メンズのヘアスタイルで参考になる事例ページ |
お気づきかと思いますが、カテゴリーに設定するキーワードは「ざっくり」とした印象のキーワードです。
鮮明に検索者の意図がわかりにくいのが特徴です。
「なぜカテゴリーページのキーワードは検索回数の多いキーワードにするの?」
このように思うかもしれません。
基本的に短期間の間にカテゴリーページで上位表示することはできません。
しかし、カテゴリーページは性質上、ブログ記事が下階層に紐付けされます。
よって長期的に見たときに、カテゴリーページは検索回数の多いビッグキーワードでも上位を狙えるレベルまで成長することができます。
カテゴリーページには必ず「検索回数の多い情報収集キーワード」を設定しておいてください。
※検索回数の調べ方は後述します。
カテゴリーの設定方法が分からない方は、コチラの記事を参考にして設定しましょう。
ブログ記事のキーワード
次にブログ記事で選定するキーワードです。
ブログ記事もカテゴーリページと同じように、「情報収集キーワード」で対策するのですが、カテゴリーページに比べると、検索回数が少ないキーワードになります。
一般的にはロングテールキーワードと呼ばれています。
- ロングテールキーワード
- 「靴」のような単一で漠然としたキーワードではなく、「靴 雨天用」「靴 厚底」といった、検索回数の少ないニッチなキーワードのこと。
ロングテールキーワードは、検索回数こそ少ないですが、検索者の意図がはっきりしていますので、意図に合わせた記事が作りやすく、上位表示も比較的容易です。

カテゴリーキーワード | ブログ記事キーワード | 欲しい情報 |
Macbook 使い方 | Macbook キーボード 使い方 | キーボードの扱い方 |
Macbook 起動方法 | 起動のさせ方 | |
WordPress 設定方法 | WordPress サーバー インストール | WordPressをサーバーにインストールする方法 |
WordPress 背景画像 | WordPressの背景画像を設定・変更する方法 | |
メンズ ヘアスタイル | メンズ スタイリング ワックス | ワックスをつけて髪をスタイリングする方法 |
メンズ パーマ セット | パーマの髪の毛をセットする方法 |
サイトがオープンしてから日にちが経っていない段階では、できるだけ検索回数の少ないキーワードで記事を作成することをオススメします。
検索回数がそこそこ多いキーワードでは、上位表示も難しいですし、成果が出にくくモチベーションを維持することができません。
ランディングページのキーワード
最後にランディングページのキーワードです。
ランディングページは基本的に、コンバージョンを目的としたページになります。
- コンバージョン
- 「成約」のことです。
ページで設定して目的(お問い合わせの獲得、資料請求、メルマガ登録など)が達成されたときに「コンバージョンした」と言います。
そして、コンバージョンに結びつきやすい「行動キーワード」を設定します。
- 行動キーワード
- 起こしたい行動が決まっているキーワードです。
- ホームページ 制作業者
- 佐賀市 歯医者
- 債務整理 無料相談
などが当たります。
検索キーワード | 起こしたい行動 | 求めているページ |
ホームページ 制作業者 | ホームページを作りたい | ホームページの制作業者 |
佐賀市 歯医者 | 歯医者に行きたい | 佐賀市内の歯医者、もしくは、歯医者のまとめページ |
債務整理 無料相談 | 債務整理の相談がしたい | 債務整理の無料相談の受付ページ |
キーワードを見れば、すでにコンバージョンしそうなのが一目瞭然ですね。
以上が4つのページごとのキーワード分類になります。
ページごとに適したキーワードがあるということを理解しておいてくださいね。
キーワードの選定方法
この章ではキーワードの選定方法をお伝えします。
前章でお伝えした、4つのページ対して当てはめるキーワードを拾っていきます。
サイトコンセプトを軸にキーワードを広げよう
サイトのコンセプトを元に、何の情報を発信するかを決めます。
例えば、このサイトであれば
「初心者がWordPressを使ってコンテンツマーケティングに取り組む」
というコンセプトなので
- WordPress
- SEO対策
- コンテンツマーケティング
といったキーワードが出てきます。
あなたのサイトが
「海外に行っても通用する英語を身につけるためのブログ」
というコンセプトであれば、
- 英会話
- ビジネス英語
- リスニング
といったキーワードが出てきます。
コツは分類分けするということです。
他にも
「サラリーマンが不動産投資で成功する」
というコンセプトならば
- 不動産投資の基礎用語
- 不動産投資の基礎知識
- 銀行融資について
- 投資後の運用方法
といった段階的なキーワードが出てきます。
キーワードプランナーを活用しよう
「キーワードプランナー」を使って検索ボリュームを調べます。
まずは、先ほど拾い上げたキーワードを打ち込みます。
キーワードプランナーを開きましたら、赤枠の部分をクリックします。

「宣伝する商品やサービス」の欄にキーワードを入力します。

次に、「表示オプション」をクリックし、一番上の「入力した語句を含む候補のみを表示」の欄に関して、「オン / オフ」両方で検索しましょう。

すると、たくさんのキーワードが出てきます。

特に、
- キーワード
- 月間平均検索ボリューム
はメモしておきましょう。
データをCSVファイルでダウンロードすることもできるので、試してみてください。

思いつく限り様々なキーワードで検索し、できるだけ多くのキーワードを収集しておきます。
GoodKeywordを活用しよう
キーワードを拾い上げる方法は他にもあります。
GoodKeywordというツールを使う方法です。
キーワードプランナーでは出てこないような、検索ボリュームの少ないキーワードを拾うことができます。
ニッチな分野で情報を発信しようとしている場合には、このツールを使うのが有効です。
検索窓にキーワードを打ち込み、検索します。
右下の部分のテキストをコピーし、キーワードプランナーで改めて検索します。

少し手間がかかりますが、できるだけ多くのキーワードを収集する段階なので根気強く取り組みましょう。
キーワードを分類しよう
拾い上げたキーワードを分類していく段階です。
まずは
- カテゴリー:情報収集キーワード(推奨:月間検索ボリューム1万〜)
- ブログ記事:情報収集キーワード(推奨:月間検索ボリューム100〜1万)
- ランディングページ:行動キーワード
この目安通りに分類分けしていきましょう。
カテゴリーとブログ記事の推奨検索ボリュームはあくまでも参考数値になります。
市場規模のよっては、もっと少ない検索数になります。
※僕は普段以下のようにキーワードと検索数をまとめたシートを作成しています。参考にしてみてください。

コンテンツごとに対策するキーワードを一覧でまとめておく
ランディングページやカテゴリーページ、ブログ記事ごとにキーワードを収集したら、いつでも確認できるようにまとめておきましょう。
エクセルやスプレッドシートがオススメですが、視覚的に把握しておくためにもマインドマップを活用することもオススメします。
以下の写真は、僕が普段、このサイトを運営する際に確認しているマインドマップです。

詳しくお見せすることはできませんが、このようにエクセルやマインドマップにまとめておくだけでも、確認が楽になります。
まとめ
今回はSEOキーワードの選定方法をお伝えしました。
一般的にWordPressブログのキーワード選定と言うと、ブログ記事に関するものばかりですが、この記事ではサイト全体の検索流入を増やすために全体最適な視点でお伝えしました。
作業量は増えますが、長期的な視点で見たときに、必ず成果につながるので参考にしてください。
SEOキーワードの選定が終わったら、上位表示を狙う記事の作成に取り掛かりましょう。以下の記事では、あなたのブログ記事が検索結果で上位に表示されるためのライティング方法を解説しています。