Googleアナリティクスの「集客レポート」を活用すると、あなたのサイトに訪れたユーザーが、
- 検索エンジンからアクセスしたのか
- ソーシャルメディアからアクセスしたのか
- 外部リンクから訪れたのか
といった、アクセス経路を知ることができます。
今回、この記事では、Googleアナリティクスの主要レポートのひとつである、「集客レポート」の効果的な使い方と、簡単な分析方法をお伝えします。
長編になりますので、以下の目次より、見たい部分をクリックしてください。
目次
「すべてのトラフィック」でアクセスの経路を把握する
この章では、集客レポートにおける「すべてのトラフィック」の解説を行います。
チャネル
チャネルでは、サイトに訪れたユーザーのアクセス経路を確認することができます。
Organic Search | 検索エンジンからの流入 |
---|---|
Direct | URLの直接入力、ブラウザのブックマーク |
Social | ソーシャルメディアからの流入 |
Referral | 外部リンクからの流入 |
(Other) | その他、計測できないアクセス |
また、各項目をクリックすることで、さらに詳しいデータを確認することができます。
Organic Searchをクリックした場合
ユーザーがアクセスした時の、検索キーワードが表示されます。
最近では、ほとんどが「not set」になってしまい、検索キーワードが確認できなくなっています。
Directをクリックした場合
直接アクセスした時に、最初に訪れたページが表示されます。
多く見られているページや、読者を長時間滞在させることに成功しているページには、次のページを見てもらう工夫ができます。
また、異様に直帰率が高いページには、何らかの対策を行い、長時間サイトに滞在してもらう工夫が必要だと言えます。
Socialをクリックした場合
流入元のソーシャルメディア名が表示されています。
ソーシャルメディアによって、直帰率やPV数、滞在時間に違いが出ます。
ここからわかるのは、そのソーシャルメディアとあなたのサイトの相性や親和性です。
あなたがこれからどのソーシャルメディアで集客を行うべきかを教えてくれます。
Referralをクリックした場合
あなたのサイトへのリンクが貼ってあった外部サイトのドメインが表示されます。
参照元メディア
参照元メディアでは、ユーザーの流入元を一気に表示してくれます。
参照サイト
参照サイトでは、ユーザーの流入元のサイトを表示してくれます。
「Search Console」と連携して検索順位を分析する
この章では、集客レポートにおける「Search Console」の解説を行います。
「Search Console」を使用するには、あらかじめGoogleサーチコンソールという無料ツールに登録しておく必要があります。以下の記事を参考にサーチコンソールに登録しておきましょう。
サーチコンソールに登録後、アナリティクス内の「Search Console」を開くと、以下のような表示が出ます。
赤枠の「Search Consoleのデータ共有設定」をクリックします。
すると、アナリティクスのアカウント管理画面に遷移するので、ページ下部に移動し、「Search Consoleを調整」をクリックします。
次の画面では、「編集」をクリックします。
サーチコンソールに移動するので、該当サイトを選択し、「保存」をクリックします。
次に、「OK」をクリックします。
アナリティクスに戻って、「保存」をクリックして完了となります。
ランディングページ
ランディングページでは、検索経由で訪れたユーザーが最初にアクセスしたページが表示されます。
ユーザーが最初に訪れたページの
- 検索結果での表示回数
- クリック率
- クリック数
- 平均掲載順位
- 直帰率
を知ることができます。
デバイス
デバイスでは、検索経由で訪れたユーザーが使用している端末が表示されます。
デバイスカテゴリの赤枠の部分をクリックすると、端末ごとにランディングページを確認することができます。
検索クエリ
最後に、検索クエリです。
検索クエリでは、検索結果で表示された時のキーワードや、その表示回数、クリック率が表示されます。
上記の項目のデータの見方と活用法については、以下の記事を参考にしてみてください。
「ソーシャル」でSNSからのアクセスを分析する
この章では、集客レポートにおける「ソーシャル」の解説を行います。
概要
「概要」では、ソーシャルメディアからの流入を一括で確認することができます。
サイト全体のセッション数・コンバージョン数のうち、
- ソーシャルメディア経由のセッションはどのくらいか
- ソーシャルメディアからのコンバージョン数はどのくらいか
を一目で確認することができます。
また、上図の赤枠の「共有されたURL」をクリックすると、ソーシャルメディアでシェアされたURLのうち、セッション数の多い上位10件を表示させることができます。
簡易的なアクセス解析を行うのであれば、最適なレポートになります。
参照元ソーシャルネットワーク
「参照元ソーシャルネットワーク」では、ユーザーの流入元のソーシャルメディアと、その際の最初に見たページを確認することができます。
以下のように、各ソーシャルメディア別の平均セッションやひとり当たりのPV数を確認することができます。
また、上図の赤枠の部分をクリックすると、ソーシャルメディア別の流入ページを確認できます。
上記のデータでは、あなたのサイトとソーシャルメディアの相性を知ることができます。
また、ソーシャルメディアと相性がいい(ウケがいい)コンテンツを把握するのに役立ちます。
まとめ
今回はGoogleアナリティクスにおける、「集客レポート」のうち、特に重要な部分の使い方と、簡単な分析方法をお伝えしました。
集客レポートを使いこなせるようになると、
- 検索ユーザー
- ソーシャルユーザー
ごとに、サイトにアクセスを増やすための対策を打てるようになります。
ぜひ自サイトの改善に役立ててください!